日本はオールブラックスと対戦する「国を挙げての大イベント」を期待

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最も熾烈な戦いを繰り広げている予選プールA では、日曜に日本がスコットランド戦に勝利すれば首位通過が決まります。スコットランドが決勝トーナメント進出を決めるには、水曜のロシア戦で勝利しボーナスポイントを獲得した上で、日本に勝たなくてはなりません。日本はスコットランドに負けたとしても、ボーナスポイントを2ポイント獲得した場合は日本が首位のままとなります。

 

アイルランドはサモア戦に勝利し、スコットランドが日本に勝てば首位になります。

 

日本との対戦の可能性について聞かれたスティーブ・ハンセン監督は次のように述べています。「オールブラックスが日本と対戦することを考えていない、というよりも、先のことより今に集中する、というのが我々の方針だからです。目の前の試合しか考えていません」

 

続けて「日本はとてもいいラグビーをします。見ていて血が騒いだし、ファンも彼らを応援してますからね。日本と対戦する可能性はありますが、アイルランドかもしれないし、スコットランドかもしれない。3チームともまだ可能性があります。決勝進出チームが決まってから、対戦相手について考えます」と語っています。

 

「オールブラックスと対戦するとなれば、熱心な日本のファンは黒より赤白のジャージーを着るでしょう。大勢の日本のサポーターを前にプレーするなら、我々にとってはきつい試合になる。その点を考えると、(準々決勝で)日本と当たる可能性のないプール(CかD)にいた方がよかったと思いますが」

 

ジャパンタイムズは、日本とオールブラックスが対戦すれば、国を挙げての大イベントになるだろう、と述べています。

 

「対戦相手が誰でも試合を楽しみにしています。つまり、それは準々決勝に進んで、引き続き試合ができるということ。進まなければ今大会で勝つこともできないわけですから」

 

「日本が今大会で盛り上がっているのを見るのは嬉しいですね。この国のラグビーにとっても素晴らしいことですから。国代表の対抗戦以外で行われる大会の目的の一つには、ラグビーの試合を広く宣伝し、より多くの人々にプレーしてもらえるようラグビーの振興を図る、ということがあります」

 

「ラグビーは偉大なチームスポーツです。我々はみんなにラグビーをプレーしてほしいし、プレーを楽しんでほしい。そして、観戦を含めラグビーで楽しんでほしい。日本もそうなるように願っています」とハンセン監督は語っています。

 

日本チームの活躍に驚きを見せないオールブラックスの1人にフルバックのベン・スミスがいます。彼がスーパーラグビーのハイランダーズでプレーしていた時、現在日本を率いているジェイミー・ジョセフとトニー・ブラウンがコーチを務めていました。

 

スミスは、日本はコーチ陣からいい指導を受けて鍛えられている、試合で優れたラグビーを見せてくれるだろう、と述べています。

 

センターのジャック・グッドヒューも日本のディフェンスに感心した、と語っています。

 

「日本は良いプレーをしているし、ディフェンスがチームの中心になっています。彼らの技術は見事。相手チームにものすごいプレッシャーをかけている。ワールドカップでも実際にあり得る脅威となるでしょう」とも述べています。

 

プロップのアンガス・タアヴァオは「日本はここ数年の間に日本ラグビーの基軸を築き上げ、強くなってきました。それはスーパーラグビーの参戦も含めて、格上の相手との試合をこなし、時間をかけて力を試してきたということ。日本と対戦することがあるなら、厳しい試合になるでしょう」と語っています。