ブラックファーンズ、トゥーロンの泥試合に勝利

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前期から通算するとテストマッチ9連勝を果たしたブラックファーンズは、シリーズ開幕と同時に1-0でリードをとったことになります。

 

対するフランスは世界ランキング第3位。過去5回ブラックファーンズと対戦し連敗が続いているものの、非常に強固なディフェンスを見せました。特にセットプレーを見事なまでに支配しましたが、後半でブラックファーンズの緻密なプレーに押されて苦戦しました。

 

フランスはブラックファーンズのハカの迫力を物ともせず、好調に発進しました。パワフルな攻撃で主導権を握り、ブラックファーンズを翻弄したものの、ボールのハンドリングにミスが出るなどで得点に繋げることができず、それがフランスの敗因となりました。

 

フランスのアネル・デシェイはスクラム時にブラックファーンズのアルドラ・イトゥヌにかなりのプレッシャーをかけていました。また、フランスのルースフォワード、ナンバーエイトのロマネ・メナジェと主将のゲール・エルメは強固な守りの双璧として活躍しました。ブラックファーンズのグレン・ムーア監督がフォワード6名とバックス2名を控えにしたことは賢明な判断でした。

 

ブラックファーンズはアドバンテージラインの後で無駄な動きが目立ち、それがフランスに利する場面もありました。前半終了直前、ナンバーエイトのアロハ・サヴェッジにイエローカードが出されたこともブラックファーンズを苦境へ追い込みました。

 

降り続く雨の中、後半に入ってからはフォワードが主導権を取り戻し、ブラックファーンズが終了までの40分間を制しました。トライが入るか入らないかの瀬戸際で止められて、ビデオ判定が行われることも何度かありました。

 

ロックのエロイーズ・ブラックウェルもトライにわずかに届かず惜しい思いをしましたが、52分でついにこう着状態を打破しました。さらに5分も経たないうちに、ステイシー・ワーカとセリカ・ウィニアタの絶妙なパスがうまく繋がり、ウイングのレネー・ウィックリフがコーナーに見事なトライを決めました。

 

この頃にはブラックファーンズのディフェンスも向上し、勢いのある攻撃で驚かせるほどになりました。ここでは特にアリーシャ・パール・ネルソンやリンダ・イトゥヌといった、控えから途中出場した選手が重要な役割を果たしました。マーセル・パークスは、トップレベルの試合出場4回目にして初のテストキャップを獲得しました。

 

終了間際、クロスキックを左ウイングのキャロリン・ブジャールがあと少しでトライに持ち込みそうになりましたが食い止められ、フランスにとっては前半のうちに得点する機会を逃したことが悔やまれる結果となりました。ブラックファーンズは悪天候とプレッシャーに負けないプレーのあるべき姿を意志の力で見せてくれたと言ってよいでしょう。

 

一連のテストマッチは、次の週末、舞台をグルノーブルへ移します。ちなみに観戦チケットは既に売り切れとのことです。

 

ブラックファーンズ 14ポイント ( エロイーズ・ブラックウェルとレネー・ウィックリフがトライ、ケンドラ・コクセッジがコンバージョン2回)

フランス 0 ポイント

ハーフタイムのスコア:0-0